2019年9月25日神戸市会本会議（岡田ゆうじ・神戸新交通の不祥事について）

神戸新聞によって、なかったことにされてしまった、新交通関連質疑です。

【2019年9月25日神戸市会本会議会議録（抄）】
　次に、先日監査結果が出ました、神戸新交通株式会社の不祥事について。神戸新交通の問題は、単に一外郭団体の事案という枠を越えて、神戸市全体のあり方、外郭団体も含めた「株式会社神戸」全体の問題である。
　判明しているだけでも、2200万円を超す不正なヤミ手当・背任行為について、最も大きい責任があると問われたのは、歴代最長期間常務を務め、その後、「お客様サービス担当取締役」となった人物です。
　他の常務が平均２年しか務めてないのに、彼は６年間も務めました。しかもその後、新交通を辞めることなく、労働組合対応のための新設ポスト「お客様サービス担当取締役」に横滑りでなって、トータルで10年近くもの間、神戸新交通の取締役・幹部で居続けました。
　しかしその人事は、神戸市行財政局の主導によってなされたものであることが、本年5月31日の外郭団体特別委員会の答弁、並びにその後の行財政局の説明で明らかになっています。
　当該人事により、それまで以上に労組の影響力が同社内で不当に強大化し、結果として市民の財産及び本市の交通政策に多大な損害を与える数々の不祥事をもたらす結果となった。神戸市行財政局の責任は、極めて大きい。
　いわば、今回の神戸新交通の不祥事は、市がキーパーソンを指名し、新交通に10年近くも居座らせて、そのキーパーソンも市の意向を汲んで、忠実に実行したがために起こったものであります。従って、このお客様サービス担当取締役の責任よりも、市の責任は、私は大きいと考えています。
　では、如何なる意思決定過程を経て、神戸市はこの、お客様サービス担当取締役を歴代最長期間、常務に居続けさせ、そして常務退任後もわざわざ労働組合対応のための新設ポストを創設し、そこに留め、種々の背任行為に従事をさせたのか。詳細を伺いたい。

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