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【撤去決定】さよなら小川跨線橋 JR相模貨物駅 東海道線<平塚ー大磯>中郡大磯町高麗

「小川跨線橋」(おがわこせんきょう)は相模貨物駅に隣接するJR東海道線をまたぐ橋で、以前は自動車も信号機合図による交互通行可能でしたが、2006年(H18)、2009年(H20)と死亡事故など事故多発に伴って2010年(平成21年)からは車両通行止めとされ、その後は歩行者と自転車のみの通行可能となっていました。

行政の点検の結果、老朽化と耐震強度不足により撤去する事になっています。
市会議員のブログによる記述では、担当課によると「陸橋部よりも橋脚部分が大きな地震に耐えられない可能性が有る」としているそうです。
線路下にある土台の補強工事は線路を移設する必要が有り、東海道線を運行したままでは難しいとの判断だそうです。

地域住民に行われた説明会の資料によると、「大規模な地震に対しては全ての橋脚の耐震性が不足している」と有ります。
基礎は周辺の地質調査データーから判断すると、基礎杭が硬い地盤の層に達していないため基礎としての機能が不足しています。
また、地震時に橋の上部が落下するのを防止する装置が設置されていません。

市は土台部を残しての撤去を予定していましたがJR側が難色を示しました。19年度当初予算に10億を超える債務負担行為が設定され、JR東日本およびJR貨物側と施行協定を結び、会社側から撤去工事を発注する予定となっています。なのでJR側が納得する形での撤去になると思われます。
20~21年度として設定されているので、その期間をかけて撤去が進められるでしょう。
なので実際にすぐに工事が着手されるのか?それともしばらくは猶予が有るのかは不明です。ただ問題は「耐震不足」なので、安全な鉄道運行を考えると優先度は高いと考えます。

撤去後は代わりになる施設を建設するのでは無く、駅西口までの利便性を上げる線路南側の道路が無い区間(JT平塚工場跡地)を整備するなどの方向で働きかけが有ります。実際には東に進んだ「本宿地下道」を通れば線路の北側には出られます。仮に代わりになる施設建設を考える場合、自転車を排除すれば歩行者専用の歩道橋型でも良いのかも知れませんが、距離は長いので揺れを考えても橋脚は必要でしょうね。
そもそも自動運転化の未来などを考えれば、既に減りつつある貨物輸送自体が先行きどうなるかがわかりませんので、貨物駅自体も無くなる可能性すら有ります。
とは言え海上はコンテナ輸送がマストなので、ボトルネックの積み下ろしが港湾並みに効率化されればまだまだ活用される可能性は有る気もします。

鉄道を見る側の視点は蛇足で重要な事では無いので配慮など無いと思いますが、貨物駅を中心に高い位置から眺められる視点が無くなってしまうのは少し残念です。
それは仕方ないにしても、後はおそらく市内の他の場所と同じく高いフェンスやら防音を考えた壁などが設置される可能性も有り、子供の頃から鉄道に親しめる場所がもし無くなってしまう事になるのなら残念に思います。
もっともJR貨物側も貨物駅の親子見学会などは催していて、鉄道に親しんでもらう取り組みや姿勢は有ります。
第一の安全や防音を前提にした上で、小さな跡地を単純に道路化するのか?あるいはベンチなどを設置して小さな公園などの施設にするのか?まずは住民の意向が気になる所です。

加工ソフト:PowerDirectoe15 STANDARD
撮影機材保有リスト:
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII 14-150mm II
(35mm換算で28-300mm)
※晴天昼間はNDフィルター使用、厚い曇天時は不使用
外部マイク:RODE VideoMicro
BGM:懐かしい風情(甘茶の音楽工房)

#相模貨物駅 #東海道線 #大磯町

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