おおさか東線201系普通新大阪行き南吹田(F03)発車

昨日(2020年2月19日)置き換え計画が発表され引退が決まった、201系の発車動画です。JR京都線神戸線等(網干総合車両所)への225系の追加導入により、網干所属の221系を吹田総合車両所奈良支所に転配、大和路線とおおさか東線の201系を置き換えるとのことです。おおさか東線の放出～新大阪開業に合わせて転属してきた元大阪環状線201系については、転属後の活躍があまり長く続けることができなかったことになりますね。全車置き換えには3年ほどの期間を予定しているようですが、201系王国(天下)はまもなく終わりを迎えようとしています。

ここで今回の225系導入による221系の転属劇と201系の置き換えについて、少し詳しく見ていきます。網干に追加導入される225系は全144両が計画されています。合わせて、既存の223系についてもドア上部にLCD(液晶ディスプレイ)を設置するとのことです。新快速系統でのサービス向上が図られますね。網干所属の223系6000番台について言及されていませんが、2000番台復帰を考えても良いのでしょうか。置き換えられる221系は8両編成が5本、6両編成が14本、4両編成が3本の全22本136両です。追加導入する225系の方が両数は多いですね。置き換えられる221系136両は奈良へ転属し、大和路線とおおさか東線で活躍する201系を置き換えます。
奈良所属の201系は全て6両編成で、大和路線とおおさか東線で共通運用を組んでいます。現在は22編成所属しており、網干から転属してくる221系の編成数と同数になっています。ただし両数が異なり、201系は132両で221系の方が多いんですね。これは、現時点における奈良所属の221系の運用にあるとみて良さそうです。2020年3月改正から大和路快速の全列車8両化、大和路線からの和歌山線に直通する高田直通快速の運転取り止め、土休日の奈良線みやこ路快速全列車6両化と、一部列車の運転取り止めによるメインとなる快速電車への増車を賄う動きに表れています。201系分の運用も共通にした上で、所属する車両数を増やす目的もあるのでしょう。
ここからは私の考えも交えて述べさせていただきます。前述の通り大和路快速とみやこ路快速の長編成化が行われます。みやこ路快速については、平日も全列車6両化も見込んでいると思います。そのため、転属してくる221系の4両編成3本と8両編成5本については6両編成6本と8両編成2本への組み換えも、転属と同時に行われそうですね。おおさか東線3ドア化により、奈良～新大阪の直通快速の221系化も考えられます。これが現実になると、ホームドアの整備が容易になる反面、207系と321系の運用範囲縮小に繋がってしまいますね。
今後225系の導入により全てが明らかになりますが、余命宣告を受けた201系の残りの活躍と、今後の221系大規模転属劇を見届けましょう。

撮影に行かれる際は、ルールを守り思いやりを持って行動するようにしましょう。

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